春の滞在

  • 2007/12/18(火) 04:45:26



きょう、きのうの別れは哀しくはない。あ

こがれと断念の繰り返しが、ぼくの人生だ!

哀しみのこころも、時間がすぎさると、しだ

いに明るさをとりもどす。歩いていくぼくの

視界で輝く噴水の白いみずしぶき。群れをな

して飛びたつ公園の鳩のひとときの軽やかな

旋回。日時計の影が動く。<あの鳩の脚の色

は?>ぼくは自分に問いかける。ふと見かけ

た季節の花に、優しい娘のイメージを素描す

るぼく。ぼくの内部には、またあたらしいあ

こがれと、瑞々しい愛の情感がよみがえる。

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